保育所等のICTの活用状況について
厚生労働省の『令和元年度 保育士の業務負担軽減に関する調査研究 事業報告書』によれば、保育所等のICTの活用状況は54.4%となっています。これは、全国の保育所及び認定こども園から選定した179施設のうち、回答があった149件についての数値です。すべての施設を対象とした調査結果は見つけることができませんでした。ある保育関係者の感覚的な数値では、全国的に見て、保育所の4割ほどがICTを導入しているのではないかとのことでした。
保育所等におけるICT化のメリット
保育所等におけるデジタル化を推進することで、保育士の業務負担の軽減を図ることができ(これにより、子どもと接する時間を多くすることができます)、これとともに、保護者が必要な情報等を把握しやすくなり、子どもの福祉の向上につながります。また、保育士・保護者・保育園が使用するアプリケーションソフトウェアに、保護者の声が、直接、行政に届くしくみや小学校とデータを連携する仕組みなどをつくることもできます。
保育所等のICT化を推進するために
保育所等における業務のICT化等を行うためのシステム(①保育に関する計画・記録、②園児の登園・降園の管理、③保護者との連絡の3つの機能全てを一体的に備えたシステム)の導入に対して、国や自治体からの補助金交付が引き続きあり、保育所等のICT化は進んでいくと推察しますが、現在のところ、すべての保育所等がICTを導入するには至っていません。また、ある保育関係者によると、ICTを導入(端末とアプリケーションソフトウェアなどの導入)しても、何らかの理由により、利用していない施設もあるようだとのことでした。これらの理由を調査し、対応することで、ICT化がさらに進むのではないかと考えています。
教育へのICTの活用について
現在、実施されているGIGAスクール構想で、児童・生徒が教材として使用する「デジタルコンテンツ」が不足しているということを耳にします。できる限り多言語で、子どもたちの知的好奇心に応えるデジタルコンテンツ、郷土愛を育むデジタルコンテンツ、小学校への入学準備用のデジタルコンテンツなど、子どもたちの学びと成長に役立つことを目的としたデジタルコンテンツの充実に、貢献していきたいと考えています。

